新潟県長岡市の風景を彩る、一風変わった「松田ペット」の看板。通称「例の看板」と呼ばれ、地元民だけでなく、遠方からの訪問者の興味も引くこの看板は、ただの広告を超えた何かを持っています。
『例の看板 フォトグラフコレクション 令和版』は、このユニークな看板に焦点を当て、その魅力を深掘りする同人誌。新稲ずなさん(@plus6etc)によるこの作品は、看板の背後にある歴史、文化、そして現代アートとしての価値を読者に伝えるための試みです。
例の看板 フォトグラフコレクション 令和版とは?
新潟県長岡市で知られる「松田ペット」の看板、通称「例の看板」に関する概要、その背景、松田三連星、不動の3犬種(ビーグル、チワワ、ヨークシャテリア)、設置年月などが本書の序章で紹介されています。
中盤では、看板を見つけるポイント、その歴史、そして「剥がれ松田」「隠され松田」といったユニークなネーミングで紹介される新しい鑑賞方法が提案されています。
終章では、筆者が「例の看板を現代アートと考える」という持論を、読者にじっくりと味わってもらいたいと述べています。
本書は「マニア向け同人誌の模範である」と感じました。理由は以下の3つです。
①構成が鮮明
本書は「松田ペット看板の本質」から始まり、その楽しみ方、歴史、設置者へのインタビュー、そして筆者のメッセージに至るまで、マニア向け同人誌で取り上げられるべき要素を網羅しています。その明確な起承転結の構成は、マニア系同人誌を制作する人々にとって参考になるでしょう。
②デザインが洗練
個人的な意見ですが、選ばれた写真とテキストの配置が美しく、読みやすいこと、そして「フォトグラフ・コレクション」という副題に相応しい、見応えのある写真集となっています。
③改訂され続けている
私が手に入れた『例の看板』には「令和版」と記載されており、同人誌の後見返しには「元祖初版」「元祖二版」「令和版」と記されています。情報が増えるにつれて、見解が変わることは自然。異なる見解を本で紹介し続けることが理想的でしょう。私は改訂を続けている同人誌を他には知りません。たえず正しい情報を発信していこうという筆者の真摯な姿勢を感じ取れるのではないでしょうか。
このような理由から、これからマニア向けの同人誌を制作する方々にとって、この本は非常に参考になると思います。
マニア豆本『例の看板「松田ペット」豆コレクション』
私はマニア豆本企画を通じて、「ドジっ子豆図鑑」を制作・販売しました。この企画で同時にリリースした他の豆本が『例の看板「松田ペット」豆コレクション』です。
(一番左が『例の看板「松田ペット」豆コレクション』)
この豆本版には、通常の同人誌には含まれない特別な内容が盛り込まれています。看板の分布を示す図、知られざるトリビア、さまざまな看板のバリエーションなどが紹介されています。特に注目すべきは、ビーグル、チワワ、ヨークシャテリアの28種類を一覧できる絵。これにより、各犬種の微妙な違いを視覚的に比較することが可能になります。
ファンにとっては、松田ペットの代表取締役へのインタビューが大変興味深いでしょう。このインタビューは、読む価値がある内容となっています。
『例の看板「松田ペット」豆コレクション』は現在、入手が難しい状況にありますが、インターネット上で探せば見つかる可能性がありますので、気になる方は根気強く探してください!
松田ペットのエコバッグ再販
「松田ペット」グッズは同人誌、豆本だけではありません。なんとエコバッグがあります。
上記写真は私が購入したエコバック。なんとこの松田ペットの可愛い犬がプリントされたエコバックが現在(2024年3月現在)、再販しているようです!詳しくは下記リンクやツイートをご参考ください。
松田ペット新作ガチャ第二弾販売
そしてなんとなんと、ガチャの第二弾が発売されるようです!「松田ペット Lovers! 『例の看板』グッズコレクション」 全6種。今から6個パックを買えるようですよ!!私も注文しました。
詳しくは下記リンクやツイートをご参考ください。
ますます注目度が上がっている松田ペット看板。本格的なブームになる前にグッズを入手しておきましょうー!!