面白い本を多く読めた期間でした。久々に読んだ小説「君のクイズ」は読書中、ずっと興奮しっぱなしで「最近の小説ってこんなに面白いの!?」とビックリ(後ほど小説好きの人に聞くと「君のクイズ」が特別に面白いだけらしく、すべてがこのように面白いわけではないらしい)。
他に面白くて「自意識とコメディの日々」(オークラ著)、「笑い神 M-1、その純情の狂気」(著:中村計)はそれぞれ記事にしたので良かったらお読みください!
1月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:515
ナイス数:24
コサキンというラジオの感想
コサキンイベント現地で先行購入。いろいろと懐かしくなった。記憶を呼び戻すのにいい!コサキンの世界に浸りたくなる一冊!
読了日:01月01日 著者:鶴間 政行
Sports Graphic Number1064号(「総力特集 M-1グランプリ」)の感想
M-1好きなら必読。読み応え抜群。中川家の初回の葛藤、増田さんの戦術、チュートリアルの発展、サンドウィッチマンのガチさ、武知さんの血の滲む努力…中でも衝撃的なのは粗品の章。漫才の数値化するなんて紳助さんじゃん…。ミルクボーイの「導入の仕方」も大変関心した。ミルクボーイはずっと面白いけど、ウケないのは「おかんが忘れた」がなかったからだという。本書には登場しないけど、ウエストランドの悪口を「あるなしクイズ」にすることによって、ネタにしやすくなった話と重なり、非常に印象に残った。
読了日:01月04日 著者:
丘の上の賢人 旅屋おかえり (集英社文庫)の感想
ロマンチックでとても良い話だった。札幌小樽が舞台でそれと楽しく読めた。だけど、「春の日差しに輝く時計台」←札幌人は時計台のことを意識しない。「びっくりするほどおいしいジンギスカンの店」←札幌の学生はジンギスカン屋には高くて行けない。など、札幌の描写に少し残念なところがあり、札幌人として共感できなかった。観光の札幌ではなくて、もっと地元の人に話を聞くなど、深い取材をして欲しかったな。
読了日:01月30日 著者:原田 マハ
読書メーター
2月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:656
ナイス数:33
君のクイズの感想
自分の好きなラジオ番組で、3度もおすすめされていて(全て別番組)、読むしかないと思った。クイズの決勝戦、対戦相手は問題文を一文字も読まずに正解を当て、優勝してしまう。なぜ対戦相手は一文字も読まずに正解できたのか?魅力的すぎる導入から、ずっと面白かった。小説を読むのは久しぶり。久しぶりが本作で良かった。「クイズ」の歴史と最前線を物語形式で説明することで、知識がサッと頭に入る。やっぱり物語形式の素晴らしさを改めて感じる。最後まで黒幕が登場しないのは何かの小説のオマージュかな。
読了日:02月01日 著者:小川 哲
裏道を行け ディストピア世界をHACKする (講談社現代新書)の感想
タイトルの通り、この世界の裏道について、恋愛、金融、脳、自己啓発を題材にして書かれた本。橘玲先生の論文を踏まえた内容は本作も素晴らしい。特に自己啓発の歴史について、知らないことがあったので、大変勉強になった。自己啓発と洗脳はかなり近い位置にある…。「脳」についての章は何度も読みたい…。「恋愛」項目も恋愛について困っている人は学ぶことが多いと思う。
読了日:02月01日 著者:橘 玲
デザインの言語化 〈クライアントの要望にこたえる4つのステップ〉の感想
本書では、デザインとクライアントを繋ぐための言葉の使い方について詳しく解説されており、さまざまなポイントが詳解されています。
デザインを扱うディレクターやデザイナー経験の浅い方にとって、本書は必読の内容であり、クライアントに良いデザインを伝えるためのスキルを身につけることができます。
本書を読んで、良いデザインは説明できることが分かり、新たな視点を得ることができました。
全体を通して、本書は非常に分かりやすく、実践的な内容が詰まっています。デザインに関する知識を深めたい方には特におすすめの一冊です!
読了日:02月20日 著者:こげちゃ丸
読書メーター
3月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1944
ナイス数:19
自意識とコメディの日々の感想
今は作家として、大活躍するオークラさん。そのオークラさんがまだ何者でもなかった少年時代から、ピン芸人、コンビ時代、そして作家となるまでを「さまざまなカルチャーが融合するコントライブを作り上げる」というビジョンに向かい、進んでいく濃密な青春自伝「自意識とコメディの日々」
東京のお笑いが好きな人にとっては嬉しすぎるエピソードばかり。各お笑い芸人が何が得意でどんな下積み時代を過ごしていたかもわかる胸熱エピソード満載。
僕も自意識が強い人間だ。それを抱えながら、ビジョンに向かって進んでいこうと強く思った一冊。
読了日:03月06日 著者:オークラ
佐久間宣行のずるい仕事術の感想
佐久間さんがなぜここまで素晴らしい作品を世に出し、会社員としても優れていたかが手に取るようにわかる本。後半の企画術がかなり参考になった。佐久間式企画発想法を用いて、YouTubeでも新しい企画を出してみたくなった!
読了日:03月08日 著者:佐久間 宣行
1995年 (ちくま新書)の感想
「1995年」を振り返るには良い本だとは思う。しかし、「1995年を振り返ろうと思ってない人」にとっては、「へぇーそうなんだ」ぐらいの本になってしまっている…。この内容だったら、文章よりも映像で観たくなってしまう
読了日:03月18日 著者:速水 健朗
スキップとローファー(2) (アフタヌーンKC)
読了日:03月21日 著者:高松 美咲
スキップとローファー(3) (アフタヌーンKC)
読了日:03月26日 著者:高松 美咲
スキップとローファー(1) (アフタヌーンKC)
読了日:03月26日 著者:高松 美咲
笑い神 M-1、その純情と狂気の感想
「笑い神 M-1、その純情の狂気」は、M-1前期に焦点を当て、笑い飯を中心に多くの芸人の熱いエピソードが詰まった感動的な物語です。本書は、M-1ファンに興味深く、人生や仕事への情熱や姿勢を見つめ直す機会を提供する素晴らしい一冊。読者は、M-1の舞台裏や芸人の人間性を知り、新視点で彼らを見ることができます。感動と学びを与え、笑いや感動を追求する姿勢を考えさせてくれます。
https://akanuma.red/book/waraigami/
読了日:03月26日 著者:中村 計
数学の女王の感想
札幌を舞台にした小説ということで購入。舞台こそは札幌だったけど、札幌である必然性は薄いように思えた。登場人物がかなり多く、人を覚えるのが苦手な僕には辛かった。メモを取りながら、読了。顔つきの映像で観たい…。一般的な読者は登場人物をちゃんと覚えられるのかな?中盤は冗長と感じてしまった。後半の追い込み部分は面白かった。期待していたけど、数学的な話はあまりなかった。他の方の感想で気づいたけど、確かに帯でネタバレしてる…笑 これは変えたほうがいいね笑(僕はカバーを掛けて読んでいたので気づかなかった)
読了日:03月28日 著者:伏尾 美紀
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