2019年9月16日に川崎市で開催された音楽フェス、「渋大祭」(しぶたいさい)に行ってきました。東京行きのメインはこの渋大祭。率直な感想は「わざわざ東京に行って良かった!」。大満足のフェスになりました。
渋大祭とは?
渋大祭の「渋」は渋谷の渋ではなく、渋さ知らズオーケストラの渋。渋さ知らズオーケストラは2017年4月9日に開催のSYNCHRONICITY’17で初めて見て感激して以来、2018年4月1日に新宿PIT INNに開催の<『渋さ知らズオーケストラ』西旅2018 ワンマンツアー> @を東京で観て、2018年6月25日開催の名古渋(渋さ知らズオーケストラ+吉田野乃子)を名古屋でも観に行き、計3回見たことに。
そしてこの渋さ知らズオーケストラが結成30周年を迎えた記念フェスを開催する情報を知り、「こんな機会はなかなかないのでは」と考え、札幌から神奈川県川崎市に行くことにしました。
場所は川崎市東扇島東公園
場所は神奈川県・川崎市東扇島東公園・特設会場。川崎駅から無料シャトルバスが出ています。ありがたい。
Twitterで探ってみると、どうやら前日開催したBAYCAMPと同じ開催場所のよう。ここからは想像ですが、BAYCAMPの次の日に開催することによって、
- ステージの設置費用不要になる
- シャトルバスやスタッフなどオペレーションが引き継げる
などなど良いことづくめではないかと思います。
北海道の音楽フェスでは音楽ライブが終わればステージは解体してしまいます。例えば、ライジングサンの翌日にライジングサン会場を使った音楽フェスを行っても良いのではないかと思います。または音楽に限らなくてもいいでしょう。
「SUN STAGE、続いては北洋銀行人事部!」のようなライジングサン就活フェスティバルを開催しても良いのではないかと思いました。
それこそNoMapsをライジングサン会場でやるのはどうでしょうか?広い会場は一体感もあり、野外のビジネスカンファレンスは日本初ではないでしょうか。(と、無責任に提言してみました)
ドリンク代が別途600円必要なフェス
ドリンク代が別途600円必要でした。北海道のフェスでは体験したことのない仕組み。首都圏のフェスではポピュラーなのでしょうか。そういえばZEPP SAPPOROのドリンク代が600円になったニュースを先日、目にしました。これは首都圏からの流れなのでしょうか。
突然サンバが始まる
確か14〜15時ぐらいに、出店スペースのある広場にいくと、突然、参加型のサンバが始まっていてびっくり。他のフェスだと、JOIN ALIVEのチャラン・ポ・ランタンや、RSRの溺れたエビ!で会場を巻き込むのは見たことがありましたが、参加型サンバは初めて。
岩下の新生姜ミュージアムがあった
飲食物の出店の中に、岩下の新生姜ミュージアムが。自社製品の新生姜系の食べ物が売っていました。
渋大祭関連のツイートを追っていると、岩下の新生姜のツイート多く目につきます。SNSで愛されているブランドはリアル出展すると、SNSでも波及効果があって強いですね。
観たライブ
渋さ知らズ
渋大祭の渋さ知らズ、めっちゃ良かった…30分間、ノンストップの演奏で上がりまくりの、そしてダンサーズとの融合で感動…上手く言えないけど、エンターテイメント、舞台表現として良すぎると、泣きそうになってくることがわかった…素晴らしすぎました…
渋谷毅オーケストラ
渋谷毅オーケストラ、オシャレで素敵だった…札幌で観る機会はほぼないだろうし、観れて良かった…!
toconoma
素晴らしすぎて感激…観たのは4回目ぐらいだけど、見るたびにカッコよくなっていく…最初と最後に大好きな曲を聴けて、身が震える感動…
スガダイロートリオ
スガダイロートリオ、CDで最近よく聴いていたけど、ようやく初めて見ることできた…!超絶技巧を堪能…!自分的なジャズピアニストのNo.1はスガダイローさんなことを改めて確認…!初めて生で観れて感激!スガダイロートリオはドラムの方も素晴らしかった!!
クラムボン
クラムボン、いつも聴いてるようにカッコいいライブ!そして最後にFolkloreを聴くことができて、本当良かった。JOIN ALIVEで聴きに行って聴けなかった曲…川崎の渋大祭で聴くことができた…!渋大祭会場のあの夕陽、あの会場で聴くことが心地良かった…
ZAZEN BOYS
ZAZEN BOYS、カッコ良すぎて痺れた…昨年のソロよりもまたカッコ良くなってる…最後に演奏したAsobiの新バージョン、カッコいい…!カッコいいしか言葉が出てこない…。MIYAさんのベースも素敵だった!僕にとって最高のロックバンド…!
各楽器の音色、リズムの取り方、変拍子、言葉の選びとキレ、掛け声、無音と激しさの差、向井さんのカッコ良さと可愛さ(はぁとぶれいく時のアイドル的歌唱法ポーズ)…素晴らしいところを上げればキリがないZAZEN BOYS…!
The Sun Ra Arkestra
渋さ知らズオーケストラ
トリはフルメンバーの渋さ知らズオーケストラ。他を圧倒する最も圧巻なステージでした。観た中でも出演者は最多。最初は50人ぐらいかな?と思ったステージでしたが(それでも多いのですが)、ゲストの渋谷毅、向井秀徳、サンラオーケストラ、サンバ隊なども参加。さらに次々と出てくるダンサーズ。総勢100人を超えるステージのライブとなりました。!ステージに100人載ってるライブを観たことはありますか…!?
1時間超のライブが2時間に感じるような内容盛りだくさんすぎのライブ…!!ステージ上に見所がありすぎて、どこ観て良いかわからないぐらいの圧倒さ…ステージの魅せ方にまた深い影響を受けました…渋さ知らズ的なステージの魅せ方を自分の表現にも取り入れたい…!!
渋大祭は素晴らしいフェス
渋大祭は出演アーティストも自分にとっては素晴らしく、ぜひまた同じものを来年も開催してほしいと思いました。しかし、今回は30周年特別。来年はないでしょう。
渋さ知らズオーケストラのリーダー、ダンドリストの不破大輔さんは高齢。40周年があればまたこのようなフェスが開催するのかもしれませんが、10年後はどうなってるかわかない。渋さ知らズオーケストラのこのような盛り上がりを観れることはもう最後かもしれない。とても名残惜しい。でもこの光景を観れたことに感謝し、この光景をはっきりと心に刻んで生きていきます。
終わりの不破大輔さんの挨拶で「長く続けるつもりはありませんでしたし、これからも長く続けるつもりはありません。でも長く続けるといいことがありますね」と語り、自分の活動にも置き換え、染みた気持ちとなりました。
ライブが映像化
渋大祭が映像作品化することが決定したようです!参加した方はぜひ申し込みましょう!
過去に渋さ知らズに在籍したメンバーや、ゆかりのあるアーティスト、日本にとどまらず世界中の人達に観てもらいたいアーティストなど個性溢れる出演者たちの中から、渋さ知らズオーケストラとこの「渋大祭」のために来日するThe Sun Ra Arkestraの伝説のパフォーマンスを映像作品化!
渋さ知らズ – 渋さ知らズ 結成30周年記念野外フェス「渋大祭」の映像作品を予約受付! | 【WIZY(ウィジー)】音楽の新しいカタチを届ける|アーティストによる共創型クラウドクリエイティングプラットフォーム
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