「Class」というiPhoneアプリを聞いたことはありますか?
(※本記事は2014年5月30日掲載記事を移転した記事です)
学生時代のように新たなメンバーでクラスを作って同じ時間を過ごせる場所があったらいい。そんな想いでClassは生まれました。学校のような1年間はwebサービスだと長いので、ランダムに選ばれた同い年の男女10人で1ヶ月、コミュニケーションできる場所をつくります。
【新サービス事前登録開始】青春時代をもう一度味わえる新しいSNS「Class」
というコンセプトでリリースし、「学校をコンセプトにしたサービス設計で、ゼロからの友達づくりを経験できるアプリ「Class」がいよいよリリース」の記事で話題になったアプリです。
当初は「学校を再現する」「同い年の男女が一ヶ月コミュニケーションする」という、かつてないような斬新なコンセプトでスタートし、多くの方が興味を持ったアプリでした。
新リリースのiPhoneアプリに飛びついてしまうようなIT業界の方々は、素晴らしい学校生活を謳歌していなかったこともあり(私はそうです)、このよう学校をコンセプトにしたアプリに「素晴らしいスクールライフを送りたい!」というように、変に期待してしまうのでしょう(私はそうでした)。
開始当初から、IT業界の一部で人気になるも、しかし「同い年・同じ地域の男女」を集めるという仕様のせいか、クラスマッチングに時間がかかり、私の住んでいる北海道というような地方では最初のクラスに入るまで一ヶ月以上かかりました。
私は一度、クラスを体験しましたが、「なんか思っていたのと違うぞ」感があり、二度目のクラス生活は過ごさず、放置していたところ、「同年代で集まるSNSアプリ「CLASS」がリリース3ヶ月で終了へ。」というニュースを目にし、少し寂しい気持ちになりました。3ヶ月という短命だったため、きっとClassを体験したことない方が大半だったかと思います。
そこで本記事ではClassがどんなアプリだったかを歴史的証言者として、私がコツコツとキャプチャした画面を公開していきたいと思います。
※もし問題があるキャプチャがありましたら、お知らせください。
「とっしー」という名前でスタートしました(本名・赤沼俊幸)。Classは規定の男女の人数を集まらないとクラスが開始されないため、待ち時間がありました。おそらく女性の集まりが悪かったのだと思います。クラスが開始するまで、あまりにも待たされたため(地域によって差がありますが、私一ヶ月ほど)、開始した頃には興味が薄れているということが皆さんにあったと思います。
おお!ということで、前日にはこのようなプッシュ通知がありました。胸が踊りますね!華やかな学園生活!
クラスには担任の先生がつきます。なんやら怖そうな体育の先生っぽい先生が担任でした(めんどくさそうな人だ…)。何やら日常な趣味の共有を行うのが良いようです。
- 「今日は伊豆に旅行!」(札幌から伊豆に行けるわけないじゃん…)
- 「今食べてるメロンパンが美味しい」(どうでもいい…一口もらえるわけじゃないし…)
- 「ミスチルの歌って最高だよね」(こういう会話が嫌で、学校が嫌だったような…)
というような先生のアドバイスや私の心の声と共にクラスが開始しました。ミスチルは良いミュージシャンだと思います。僕は「花」が好きです。
クラスではランチの時間に食べ物を共有するのが良いようです。先生、目玉焼きハンバーグですか…。
クラスには校則があります。初対面同士でしたが、敬語は使っちゃいけないみたいです。「3日間欠席で退学」という現実の学校も驚くような鬼ルールがあります。これで出席することを強制されているようです(学校で強制とか嫌だったな…)。ちなみにこの2のところで「今のクラスに入れななくなるよ」という誤字があり、キャプチャしておいたのでした。
私のクラスメートにはこのような人たちがいました。欠席1日してしまったので、うっかり2日ログインを忘れるのであれば、退学。というビクビクと共に、クラスを過ごしました。ちなみに当初は10人のクラスでしたが、退学が続出し、結局4人になりました。この4人は戦友ですね。
Classのバグを伝えるクラスメート。文字投稿でアプリ落ちるのは萎えますね…。他にも色んな不具合はありました。
そしていよいよ卒業です!あと5時間…「なんとか退学せずにここまで来れた…」そういう実感でいっぱいです。現実の学校は退学することなんて考えなかったのですが、アプリ上の学校で退学することを考えるなんて当時の私には想像もつかなかったです。
おめでとー!なんとかこの4人が卒業しました!
「今後もこの仲間との縁を大切にしていこう」とありましたが、連絡先交換もしなかったため、縁を大切にすることもできませんでした。先生、ごめん。
そして2回目のクラス。また待ちます。
二回目のクラスメイトです。
なんと担任が外国人!白髪のアメリカ人先生でした。
というところでキャプチャは終了しました。この後、めんどくさくなり、自然と退学。そしてClass自体が終了…。そして、伝説へ。
ということでClassを私が取っていたキャプチャで振り返りました。Classを体験できなかった方に少しでも雰囲気を味わっていただければ幸いです。
当初はリアルでは過ごせなかった素晴らしい学校生活を、ネット上で体験できるような妄想をしてしまっていました。しかし、妄想は所詮、妄想。現実で頑張れない人間はネットでも頑張れないのです。そのような厳しい現実を改めて知らせてくれた、アプリ、Class。本当にありがとうございました。合掌。