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ヤマギシ会について扱った「洗脳の楽園」書評(米本和広著)

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約 2 分

洗脳の楽園

長く時間がかかりましたが、素晴らしい本を読み終わりました。ヤマギシ会について扱った「洗脳の楽園」。

お金もなく、配給される無農薬の野菜を食べ、全員が平等であり、みんなで話し合って問題を解決する…という左翼の理想みたいな「ヤマギシ会」。

しかし時折、勃発する子供たちの脱走騒動。筆者はヤマギシ会の調査を始め、ヤマギシ会の実顕地に足を運びます。

そこには子供たちの脱走とはほど遠い、みんな笑顔で楽しそうな楽園。しかし、ヤマギシ会の脱会者に話を聞くと、楽園とはほど遠い別の話が聞こえてきます。どちらが正しいのか? 筆者は圧倒する取材量でヤマギシ会の本当の姿に迫っていきます。

この本で最も素晴らしかったところはヤマギシ会の「特講」について、初めて解き明かしたところ。「特講」はヤマギシ会に入るときに必須の数日間に及ぶ合宿です。ヤマギシ会について反対意見を持っていた人も特講を経験すると、ヤマギシ会に入会してしまう。そんな魔法のような特講では何が行われているのでしょうか?特講がどんなことをしているか、誰に聞いても内容を教えてくれません。

そこで筆者は特講に潜入。潜入の様子を記録し、特講に入った人がどのように変わっていくのかを伝えます。そしてヤマギシ会の何が問題で、楽園に思える場所に集った人たちはどんな道を辿っていくのか。

緻密な圧倒的な取材で、ヤマギシ会の問題点がありありと浮きぼるになる素晴らしい本。

こういう本を出すと、命を狙われたり、日常生活に支障が出るようなことがあるとは思いますが、それでも書き、発表しているルポライターの米本和広さんを心から尊敬します。

執筆者

赤沼俊幸
札幌でWebマーケティングコンサルティング・サポートを提供し、Webマーケティングの悩みを解決する、マーケティスト代表。北海道のITを紹介するキタゴエの編集長も行っています。 札幌への移住を促進する札幌移住計画では広報やイベントを担当しています。個人的な表現活動として、赤沼俊幸の写真都市を行っています。Twitterは@toshiyuki83

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