久しぶりにフェス用に、着たいTシャツ出したら、カビてる… #JA13
— 赤沼俊幸 (@toshiyuki83) July 19, 2013
という光景からスタートした北海道グリーンランドで2013年7月20、21、27、28日に行われたJOIN ALIVE(ジョインアライブ)2013。 まずはシーズン1のレポートです!
シーズン1とは
この呼び方、まったく浸透していないと思うのですが、公式名称なはずなので、シーズン1、シーズン2という呼び方をしていきます。後述で詳しく書きますが、今回、4日間開催で前半の7月20、21日をシーズン1と呼び、後半7月27日、28日をシーズン2と呼びます。
国内史上初、4日間開催のJOIN ALIVEを応援したい
今年のJOIN ALIVEは7月20日、21日、さらに27日、28日という4日間開催です。私の知っている範囲では4日間開催というのは国内史上初の挑戦です。RSRがミュージシャンを増やすべく行ったのはステージの増加でした。しかし、どんなにステージが増えたとしても、一人の人間が見れるのは1ステージのみですから、ステージの時間が重なることによって、結局は見れるステージ量を増えることにならないのです。事実、2011->2012でステージの数は1つ減りました。
JOIN ALIVEがとったアプローチはRSRのような「ステージを増やす」ではなく、「ステージはそのままで時間を増やす」ということでした。これによって、お客さんは見るステージの数を増やすことができたのです。これが4日間開催の利点です。
ここからは推測ですが、運営側としても大きな利点があると思います。フェスはステージ設置費が支出として、かなりの費用がかかると思います。2日間開催から4日間開催することによって、単純に売上は倍になりますが、ステージ設置は一度だけでいいので、支出はそのままになります。つまり、利益を増やすことができるはずなのです。その他には広告費もほぼそのままというのもあると思います。
というもろもろがあり、僕は2日間から4日間開催にしたことを支持したいと思い、まだミュージシャンラインナップは発表されていませんでしたが、4日間開催が発表されてすぐにチケットを買いました。
Champagne(ROSE STAGE)
Champagne、初めて見たけど、カッコ良かったです。ドラムの人がハローバイバイっぽかった。
セットリスト
M1 Waitress, Waitress!
M2 Rocknrolla!
M3 Stimulator
M4 Ho!
M5 city
M6 Kick&Spin
M7 Starrrrrrr
(引用)Champagne
川本真琴(FUTURE FLOWERS)
川本真琴のライブを見るのは初めてでした。よくテレビに出ていた時期はもちろん見てはいますけど、そのときは特別好きではありませんでした。「ちょっと印象的な女性シンガーソングライター」というだけだった。数年前、突然、川本真琴のことが気になって、売れていたときの曲を聴くと、すごくセンスが良いと感じました。全体的にはポップスのパッケージングではあるけれど、どの曲も一筋縄ではいかないセンスを感じました。説明しやすいところでいうと、早口で歌うところは川本真琴のオリジナリティに溢れていると思いました。例えば、やきそばパン。(2:00ぐらいのあたり)
特に二曲目のアルバム「gobbledygook」が素晴らしいです。Youtubeに上がっているライブがより素晴らしいのです。
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川本真琴の魅力の一つは守備範囲の広さで、ポップスが主戦場であるけれども、ロックやジャズをしても不自然な感じがしない。
例えば、「TOKYO EXPLOSION JP」ではロック。
「月の缶詰」ではジャズ。
話をJOIN ALIVEに戻すと、川本真琴、2列目に陣どることができました。六人の豪華編成。頭に大きいリボンをつけ、初めは不思議なダンスで始まります(岡村靖幸の影響とか、きゃりーぱみゅぱみゅの影響とか指摘する人がいたけど、僕にはよくわかりません)。
ファンには嬉しいライブでした。歌詞を間違えてたり、早口のところ歌えないところあったけれど、川本真琴の笑顔やダンスや、初フェスを見届けられて本当良かったです。「愛の才能」、「1/2」は大盛り上がり。正直なところ、上記にYoutubeでアップしたような全盛期には戻ってないような印象あるりますが、川本真琴っぽさを見れて大満足でした。
セットリスト
M1 Develop
M2 Gradation
M3 Windy can you help me
M4 愛の才能
M5 願いがかわるまえに(川本E.pf弾き語り)
M6 山羊王のテーマ
M7 1/2
(引用)川本真琴
Drop’s(NEW WALTZ)
札幌在住・女子5人組ブルースロックンロールバンド Drop’s。1993年生まれということでちょうど10歳下です…。見た目の可愛らしさとカッコ良さ、音楽のカッコ良さを感じらました。良かった。
セットリスト
M1 RED IDENTITY BAND
M2 泥んこベイビー
M3 真夜中の時限爆弾
M4 JET SPARK
M5 カルーセル・ワルツ
M6 太陽
(引用)Drop’s
日食なつこ(NEW WALTZ)
日食なつこ、かっこよかったです。トークも合わせて、ライブ慣れしている感じ受けます。かなり年下だけど、同い年みたいな大人さ。また見たい。
セットリスト
M1 RED IDENTITY BAND
M2 泥んこベイビー
M3 真夜中の時限爆弾
M4 JET SPARK
M5 カルーセル・ワルツ
M6 太陽
(引用)Drop’s
浅井健一 & Bad Teacher Kill Club(FUTURE FLOWERS)
4列目で待機。初めてのJOIN ALIVEでSHERBETSを見てから、浅井健一にハマっています。去年のSHERBETSもとても良かったです。今回は浅井健一と、Bad Teacher Kill Club。ドラムはフィッシュマンズの茂木さんで、この共演を楽しみにしていました。通常、男性バンドだと、女性ファンが多くなるが、浅井健一ステージは男性ファンが多かったです。
BLANKEY JET CITYからの曲「ガソリンの揺れかた」「赤いタンバリン」があり、大盛り上がり。「赤いタンバリン」は個人的に思い入れのある曲であるので、聴けて良かった。但し、観客も歌うものだから、浅井健一の声が聴こえないときがありました。個人的には観客が歌ってもいいけど、浅井健一の歌を聴くところ、と自分たちが歌うところを分けてほしいものです。
SHERBETSのライブを二度見て、浅井健一 & Bad Teacher Kill Clubを初めて見たけど、僕はSHERBETSのほうが完成度が高いように感じました。それはバンドとして年月の差ではあると思います。浅井健一 & Bad Teacher Kill Clubの進化はまだまだこれからだと思う。とはいえ、この日見た中では抜群良かったライブでした。
セットリスト
M1 見た事もない鳥
M2 原爆とミルクシェイク
M3 危険すぎる
M4 OLD PUNX VIDEO
M5 ガソリンの揺れかた
M6 モーリスサクラメント
M7 赤いタンバリン
M8 DEVIL
M9 WAY
M10 LOVE LIVE LOVE
M11 人はなぜ
(引用)浅井健一 & Bad Teacher Kill Club
アンジェラ・アキ(ROSE STAGE)
THE BLUE HEARTSのカバー「TRAIN-TRAIN」から始まり、アンジェラ・アキをよく知らない人の心も掴み、ビールのくだりを挟みつつ、最後に「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」。
ライブの完成度が高い!観客から求められていることがわかっています。周りのお客さんも感激していました。僕も「手紙」では少し泣きました。みんな楽しめるライブ!アンジェラ・アキは誰でも良いと思うライブ!
セットリスト
M1 TRAIN-TRAIN
M2 告白
M3 夢の終わり 愛の始まり
M4 サクラ色
M5 熱帯夜
M6 たしかに
M7 手紙 ~拝啓 十五の君へ~
(引用)アンジェラ・アキ
クラムボン(VELVET CIRCUS)
JOIN ALIVE2日目のラストはクラムボンで終わりです!クラムボンのライブ、本当最高でした。この二日間の中ではベスト。「パンと蜜をめしあがれ」や「はなればなれ」、「シカゴ」、「サラウンド」など大盛り上がり。ライブ巧者だと思います。
一曲目はフィッシュマンズのナイトクルージング。クラムボンもフィッシュマンズカバーで参加した曲。しっとりしていて、とても良かったです。フィッシュマンズは生き続けている…。
中森明菜のカバーはクラムボンテイストになっていて、僕は素晴らしかったと思う。カバーはするなら、単なるコピーじゃなくてアレンジするべきだと僕は思っていまして、中森明菜のデザイアをクラムボン流にアレンジしていて素晴らしい楽曲になってました。
クラムボンのライブはbloodthirsty butchersの吉村秀樹に捧げる曲が2曲あって、やっぱり吉村秀樹はいろんな人に影響与えているんだなと再認識。日本音楽界全体の損失です…。(原田郁子と田渕ひさ子が仲良かったのも、たぶんあるんだと思うけど…)。吉村秀樹に捧げる曲のところでミトのベースを叩きつける場面がありました。あれは吉村秀樹のギターを投げるパフォーマンスをミトなりに受け継いだものと、個人の悲しい、やるせない気持ちがあのベースの叩きつけに出て、ぐっときました。ありがとうございます。
セットリスト
M1 ナイトクルージング
M2 パンと蜜をめしあがれ
M3 はなればなれ
M4 DESIRE〜情熱〜
M5 幸せ願う彼方から
M6 バイタルサイン
M7 波よせて
M8 サラウンド
M9 シカゴ
M10 KANADE Dance
EN Re-Folklore
(引用)クラムボン
写真たち
写真と共に振り返るJOIN ALIVE2013、シーズン1です。