まず私は藤井健太郎さんの制作する番組が大好きです。「水曜日のダウンタウン」を毎週欠かさず視聴。「後夜祭」と「クイズ正解は一年後」を楽しみにし、DMMTVの「大脱出」「大脱出2」は興奮しながら視聴していました。
各回の感想を書きます。
スポーツスタンガン
2人が護身用スタンガンを持ち、対戦形式で先にスタンガンを相手に食らわせれば勝ちの企画。
4企画中、完成度No.1の企画。バラエティ企画のはずが途中からは格闘技を見ているような気持ちになる不思議な感覚。少しずつ参加者たちでルールを作っていく様子がみんなで「このスポーツスタンガンを良い競技にしていこう」と意識を感じて視聴者側の僕も胸が熱くなる。司会の設楽さんのドSコメントが絶品でこれ以上にない人選。
麻酔ダイイングメッセージ
ドラマ形式で殺される芸人。消えゆく意識の中で、芸人は犯人のヒントとなるダイイングメッセージを残させる企画。
この消えゆく意識を全身麻酔で再現することにより、大変物議を醸し出した。医療従事者による監修があり、胃カメラをする中での企画であり、番組を見て僕はOKだと思ったので、文句はない。
面白かったポイントは全身麻酔から意識が消えて眠りにつく人間を観察できる点。衝撃映像だった。
しかし、犯人を当てる動機の弱さや、犯人を指名する際にも盛り上がりの薄さがあり、そこまで笑うポイントは少なかった。
カットされてしまったニシダの芸人ゴシップ箇所が最大の笑いどころだったよう。しかし僕は観ることができなくて残念。
笑った企画ではないものの、ドキュメンタリー的な面白さではNo.1。
政治信条で右折左折レース
道ゆく人に政治思想を聞き、右翼思想なら右に曲がり、左翼思想なら左に曲がり、目的地を目指す企画。
途中、きしたかのの岸さんが「外見で思想がわかる」と覚醒した瞬間で、思わず僕も「そう!わかるよ!」と同調した。見た目で政治思想がわかるのは今では嫌われる偏見だけど、僕には共感が強すぎて謎の感動があった。
童貞人狼
8人の男性から初体験やセックスの方法などの質問をしながら、唯一の非童貞を当てる企画。
この回が一番笑った。笑い数、No.1。下ネタに耐性があり、さらば青春の光が好きならおすすめ。面白かったけど、藤井健太郎さんの企画というより、さらばのYouTubeチャンネルを観た気持ちになる。ところどころカットされてると思うけど、完全版を見たい。童貞の妄想話は面白い。