2020年1月25日、沖縄県那覇市のナムラホールのNUMBER GIRLライブに行ってきました。今回の沖縄旅行の一番の目的。
一度もライブを観ることなくNUMBER GIRLは解散
大学生の頃、NUMBER GIRLを知り、NUM-AMI-DABUTZでドハマリ。いつかライブに行きたいと思っていた矢先に、NUMBER GIRLは解散を発表。解散ライブは僕の住んでいる札幌のペニーレーン24。ライブチケット争奪戦になった解散ライブは当然、チケットは取れず。僕はNUMBER GIRLを一度も見ることはなく、解散。
解散後はより一層、NUMBER GIRLが好きに。ライブ音源集、記録シリーズをコンプリートしたり、映像集DVDを何度も観たり(映画みたいなドキュメンタリーは名作)、YouTubeに上がってるライブを観まくりました。
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その後、NUMBER GIRLの向井秀徳とアヒトイナザワはZAZEN BOYSを結成。ライジングサンで行われた結成ライブを観ることができ、NUMBER GIRLを観れなかった寂しさを少しは取り返すことができます。その後にbloodthirsty butchersのライブでギターの田渕ひさ子を観ることもできました。田渕さんはJOIN ALIVEでサポートメンバーだった時に、たまたま遊園地内の会場でお話しと、握手ができたのはいい思い出!
中尾憲太郎は浅井健一が組んだバンド、浅井健一&THE INTERCHANGE KILLSで観ることができ、これでNUMBER GIRLのメンバー全員をライブで観ることができます。
でもでもでも、、、僕はやっぱり4人揃ってるところが見たい!!!4人揃って、NUMBER GIRLなのだから…
NUMBER GIRL再結成
それからなんと2019年のライジングサンでNUMBER GIRL再結成を発表!!!!!
札幌で解散したNUMBER GIRLが札幌で復活する…!!こんな劇的なことはあるんでしょうか。札幌民のNUMBER GIRLファンは歓喜。特に僕は大歓喜。生きていたらいいことある。「生きていて良かった」と心から思いました…!!フラワーカンパニーですよ。こんな劇的な展開を用意してくれているのなら、札幌の解散ライブを観れなかった大学生の僕の無念を吹っ飛ばしてくれます。
ところが皆さんも知っての通り、NUMBER GIRLが出演するライジングサンの1日目は台風で中止。……こんなことってあるのでしょうか。僕の伏線は簡単に回収してくれません。
それから何度もNUMBERのライブに応募。もちろん東京含めて、本州のライブに全て応募。結果は全て落選。
毎年行ってるライジングサンでNUMBER GIRLを観れるというイージーモードかと思いきや、現実はチケットが全く取れないディフカルトモード。
「もしやこのまま一生NUMBER GIRLのライブを観れずに死ぬのか」と思いかけた時に発表された全国ツアー「逆噴射バンド」。
全国ツアー「逆噴射バンド」
この全国ツアーは複数箇所に優先順位をつけて、申し込みができるのですが、僕は12箇所全てに応募しました。
第1希望.札幌、2.東京、3.大阪、4.福岡、5.名古屋……そして、最も遠い、12.沖縄。
チケット発表日「チケット応募結果」のお知らせメールを見て行くと「チケットをご用意しました」のお知らせが!
詳細を見て行くと、「沖縄 1枚」の文字。え!!??なんで第12希望の沖縄が当たるんですか!!!当たっちゃうんですか…。。。よりによって、沖縄…。
1日悩みましたが、行くことにしました。お金はかかりますが、お金はきっとこういう時に使うためにある。この時、貯金があって良かったと思います。軽く5万以上はかかったので、札幌で転売屋から買った方が安い気もしますが、まあいい大人なのだから、正規に買いましょう。仕事を一生懸命頑張っていて良かった。伏線の回収。
NUMBER GIRL「逆噴射バンド」in ナムラホール
そして迎えたNUMBER GIRLライブ。整理番号は880番と後ろの方。ただ、時間通りに来ない人が多く(沖縄だから?)、横に長い会場ということもあり、入った時には15列目ぐらい。
一曲目は「鉄風鋭くなって」。一気に激しい押し合いがスタート。この時のライブ歴20年以上の経験が活きます。押し合いへし合いに負けない。今までライブ経験が活きる伏線の回収。
数曲、激しい押し合いへし合いが続くと、前方ではバテる人が続出。離脱者が出る中、前から10列目ぐらいへ。そして、最高は5列目ぐらいまでも行けました。どうして僕はバテないんだろう…これは最近頑張ってるリングフィットアドベンチャーです。リングフィットアドベンチャーのトレーニングの大変さに比べたら、この押し合いへし合いはそうでもない。2時間ライブに耐え抜きました。体力がある自分、えらい!(CV.コウペンちゃん)
肉体労働をしてるガタイの良い20代には負けてましたが、同年代の人たちには前方の押し合いへし合いにも負けてませんでした。リングフィットアドベンチャーで身体を鍛えていて良かった。これも伏線の回収。
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NUMBER GIRLを聴き続けて本当良かった
ライブではNUMBER GIRL初期のセトリ。「水色革命」なんてもう2度と聴けないと思っていた。この曲が好きでよく聴いていた。マイナーすぎるので、まさか結成しても演奏してくれるとは思っていなかった。高校生の僕に伝えたい。「SASU YOU」はZAZEN BOYS結成当初は演奏していた。「ナンバガでは聴けなかっけど、ザゼンで聴けるからいいか」とも思っていた。まさかまたNUMBER GIRLで聴けるなんて。「桜のダンス」をライブ会場で叫べるなんて思ってなかった。トランポリンを飛ぶ少女の凜々さに勝てないと思った「TRANPORIN GIRL」を聴けるなんて。田渕ひさ子のギターライブ映像を何度も観た「TATOOあり」をまた聴けるなんて。
僕はやっぱりアヒトイナザワの華麗なスティック捌きと変な叩き方のドラムが大好きで、恥ずかしそうにしながらも時に激しく弾く田渕ひさ子のギターが大好きで、堂々としながら全てを受け止めそうな中尾憲太郎のベースが大好き。
アヒトイナザワの「U・S・録・音」のカウントも聴けて良かった。中でも向井秀徳越しに観るアヒトイナザワの角度が一番好き。
こうしてあの時、観れなかったNUMBER GIRLライブを観ることができるなんて。この伏線を回収するのに18年かかりました。
人は伏線を回収するために、生きる。
セットリスト
01.鉄風 鋭くなって
NUMBER GIRL/豊洲PIT 2019.12.15 邦楽ライブレポート|音楽情報サイトrockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)
02.タッチ
03.ZEGEN VS UNDERCOVER
04.EIGHT BEATER
05.IGGY POP FAN CLUB
06.裸足の季節
07.透明少女
08.YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
09.NUM-AMI-DABUTZ
10.Sentimental girl’s violent joke
11.DESTRUCTION BABY
12.MANGA SICK
13.SASU-YOU
14.ウェイ?
15.U-REI
16.TATTOOあり
17.水色革命
18.日常に生きる少女
19.転校生
20.OMOIDE IN MY HEAD
21.I don’t know
(アンコール)
EN1.桜のダンス
EN2.KU~KI
EN3.透明少女