通常、自転車は天売港の近くにあるレンタサイクルで借ります。ただ、民宿栄丸の方に「自転車で天売島を一周してみようと思っていまして…」と言うと、ご好意で民宿栄丸の自転車を貸していただきました。
雨の中の天売島サイクリングスタート!
民宿栄丸の方から「天売島は徒歩で3時間で回れる島ですので…」という言葉を聞いていましたので、”自転車だと1時間もかからないだろう”と思ったのが甘かったのです。
風が強く、やや小雨の中、サイクリングスタート!
天売島は古い家が多い。もう人が住んでいないような家もたくさんある。趣があるようにも感じたので、目についた古い家の写真を撮っていると、「お兄さん、なんでこんな家を撮っているのさ」と笑顔で声を掛けられることもありました。
自転車はこんな感じです。まったくもって普通のママチャリです。写真はとある港。
北海道天売高等学校
自転車を走らせていると、北海道天売高等学校がありました。
Wikipediaによると、北海道天売高等学校は全学年4人でそのうち、1学年は2人、2学年は2人、3学年0人、4学年0人だそうです。
北海道天売高等学校の門
北海道天売高等学校の寂しげな校舎
北海道天売高等学校の庭では白菜をフタ玉だけ栽培していた。なんなんだろう…
天売小中学校
さらに自転車を走らせると、天売小中学校も見つけました。
開校120周年らしいです。すごい。
赤岩岬へ
段々と家が少なくなり、ついには家が一つもなくなる道に突入します。赤磐展望台がある赤岩岬に行くためには急激な登り坂になります。正直、ママチャリにはキツイ坂です。私は昔、サイクリングで足には自信がありましたが、風もあり、降りてしまいました。
赤岩岬に行くと、昨日ウトウナイトウォッチングのため訪れたウトウの巣穴をはっきりと見ることができます。赤岩岬は島の最西端です。
赤磐岬からの登り坂
岬からはさらに登り坂になります。岬も高台にあるため、風がさらに強くなります。雨も混じります。人生で感じた中で一番の強風だったかもしれません。幅の狭い道路で走っているため、ついうっかり風に流されて、道沿いに落ちてしまいそうな恐怖を感じました。風向きが左から右だったのでまだ良かったものを、左側には崖があったため、風向きが逆だったらと考えると、さらに恐怖でした。。。
強風になんとか耐えながらも、自転車を漕いで坂を登ります。左に行くと観音先展望台、右に行くと愛鳥展望台の看板がある地点があり、愛鳥展望台側である右側にいくと、一転、下り坂の開始。
長く続くカーブを曲がり下ります。雨で路面が濡れているので、より注意が必要でした。ブレーキを慎重にかけて、下っていくと住宅街が見えてきました。大体、これで一周です。民宿栄丸から赤岩岬まではけっこう長いと思いましたが、そこからはあっという間でした。必死で漕いでいたせいもあるかもしれません。民宿栄丸を出たのが9時ぐらいで、一周した時間が11時なので、一周およそ2時間くらいでした。
この日は会った島民の方に全ての方に「風強かったでしょう」と聞かれたので、「はい…いつもこんなに強いんですか?」と尋ね返すと、「いやー今日は特に強いわ」と言われたので、大変な日に当たってしまったのかもしれません。
この記事は
この記事は2013年4月27日、28日、29日に手売島・焼尻島に旅行後、ブログを立ち上げた「手売島・焼尻島・羽幌町旅行記」を#AKANUMAに移転した記事です。文章中随所に出てくる「寒い」という記述は天売島に4月末に行ってしまったからです。実際は6月以降に旅行するのがおすすめの季節のようです。他記事は天売島カテゴリをよりご覧ください。