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Twitterでエイプリルフールを本当に楽しむ方法とエイプリルフールの被害と謝罪まとめ

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約13分

本記事は過去ブログで書いていた「Twitterでエイプリルフールを本当に楽しむ方法」と「エイプリルフールの被害と謝罪まとめ・エイプリルフール論」を合作して、書き直したものです。

エイプリルフールを楽しめなくなった残念なあなたへ

4月1日、エイプリルフールと呼ばれる日はインターネット上で嘘を言ってもいいという風潮があります。

楽しめる人はいいのですが、もうエイプリルフールを楽しめなくなった僕のような人向けに、「Twitterでエイプリルフールを本当に楽しむ方法」を伝授したいと思います。

Twitterでのエイプリルフールネタは嘘かわかりづらい

「センスのあるWebページ」は稀にあり、それは一目ネタだとわかりやすいのですが、Twitterでのツイートは140文字という定められた文章量でしか書くことができません。画像は添付できるとしても、基本的にはテキストでしか記述できません。はっきりネタとかどうかは判断できるかは難しいでしょう。ところが、4月1日にツイートされると、「ああ、これはエイプリルフールだから、ネタか」というふうに判断できるわけです。

ということは「このツイートが4月1日以外だとしたら?」嘘かどうかの判断は難しくなります。これを利用します。

エイプリルフールで嘘を言っているツイートを集める

そこで、前述の心理を利用します。まずは4月1日にエイプリルフールを利用した嘘のツイートを集めます。以下のようなツイートです。

集めるのは、Twitterのお気に入り機能が手軽でしょう。

4月1日以外に公式RTしよう

それでは実現編!エイプリルフールを過ぎた後…例えば、4月2日に集めたツイートを公式RTします。

そうすると、エイプリルフールネタのツイートは4月1日という状況が不成立します。見ている人が「えぇ!まじか?」という嘘を本当のように信じてしまうのです。

過敏な人はツイート元に対して、「今の◯◯というの本気!?」というふうにリプライするでしょう。ツイートした人は「いやいや…エイプリルフールだから…」と恥ずかしいやり取りがかわされます。これを見るのは楽しい!

多くのTwitterクライアントではツイートした日時が記載していますが、ほとんどの人は投稿日付なんか見ていません。そのため、この方法が成立するのです。(私はこういう方法が成立するためにちゃんと投稿日付を確認するようにしています)

対策

以上のようなことができてしまいますので、この文章を読んでくれている賢明で、精神が歪んでいる僕の仲間のあなたのような方は以下のような対策を意識することによって、この方法を避けることができます。

  • ツイートした元日時を確認しよう。
  • エイプリルフールで嘘ツイートをしてもいいけど、4月1日以降にツイートを消そう。

それではハッピーエイプリルフール!!

エイプリルフールの被害

さて、上記に書いたような視点で日本のエイプリルフールを見ているため、エイプリルフールでの被害や悪影響といった側面のほうが俄然、目に入ってきます。

そのようなことから、私は各年の「エイプリルフールの被害と謝罪まとめ」と、後半にエイプリルフール自体についての意見を書きます。

2012年

NHKのエイプリルフール謝罪

あのNHKも謝罪しています。

エイプリルフールネタでNHKの公式Twitterが謝罪 – NAVER まとめ

2013年

美術誌「ギャラリー」4月号の「東京都現代美術館が閉館する」という嘘

東京都現代美術館(東京都江東区)が閉館するとのうその記事が4月1日発売の美術誌「ギャラリー」4月号に掲載され、美術館や都に問い合わせが相次いだため、同誌の編集発行人が謝罪していたことが5日、分かった。雑誌側はエープリルフールのジョークのつもりだったが、関係者は「しゃれになっていない」とあきれている。

※引用 「美術館が閉館します」エープリルフール記事で大騒動 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース

嘘と思える人が少なかったようです。

さらにこれは雑誌ですから、4月1日発行とはいえ、4月2日以降に読む方も多くいるわけです。4月1日発行の”新聞”でエイプリルフールジョークを飛ばすのは海外の新聞で見たことがあります。新聞ではその日にしか読まれないメディアですので、成立するかもしれません。ですが、雑誌、しかも月刊誌ですから、この感覚は疑います。

この大騒動の後、さらに美術誌「ギャラリー」は謝罪として、本記事を書いた美術ジャーナリスト名古屋覚氏からの謝罪文章を公式サイトに掲載するのですが、これが火に油を注ぐ結果となりました。

名古屋覚氏の謝罪文を見てみたいと思います。

「本誌発行日には」(4月1日のこと)とヒントまで書いたのに、世界で楽しまれているエープリルフールのジョークが分からない方々が美術館や文化行政や報道に携わっていたり、美術に関心を持っていたりするらしいこと、また中には実際の記事も読まずにツイッター等の情報をうのみにする方々もいるらしいこと、そしてそれ故、このたびそうした方々をお騒がせしてしまったことは、大変遺憾であります。

わが国の社会や美術界の特異性を示す現象かもしれません。

あるいはジョークの内容が、ひょっとしたらあり得るかもしれないと感じさせるものだったのかもしれません。

5月号以降の私のページでは、その辺りのことについて考えてみようかとも思います。

なお、東京都現代美術館に対する私の評価の一端は、本誌1月号「評論の眼」で示してあります。

※引用 月刊ギャラリー アートフィールドウォーキングガイド

謝罪というよりは、5月号以降の宣伝ですね。「「本誌発行日には」(4月1日のこと)とヒントまで書いたのに、世界で楽しまれているエープリルフールのジョークが分からない方々が美術館や文化行政や報道に携わっていたり」「また中には実際の記事も読まずにツイッター等の情報をうのみにする方々もいるらしいこと」と、あくまで騙されたお前らが馬鹿なんだと言いたげに感じます。

「閉館」と嘘をつかれた東京都現代美術館は抗議の意を表明します。

名古屋氏の記事のうち当館に関する部分につきましては全くの事実無根であり、閉館の予定などはございません。「月刊ギャラリー」編集部に対しては、現在、強く抗議しているところでございます。
※引用 MOT STAFFブログ: 当館に関する『月刊ギャラリー』の記事について

東京都は怒りが収まらない様子です。当然のように感じます。

これに対し、東京都は「謝罪になっていない」と再び抗議。5月号に誠意ある謝罪文を掲載することを求めたという。出版社側は本紙の取材に対し、「評論は編集者も社内もジョークととらえて掲載した。メッセージは内容を変えることはできないので、著者の談話をそのまま載せました」と説明した。

都の担当者は「再抗議に対する出版社側の返答はまだ来ていません。ジョークも謝罪文も感覚がわからない」とピシャリ。「今のところは訴訟などは考えておりません」としているが、怒りが収まらない様子だった。
※引用 「美術館が閉館します」エープリルフール記事で大騒動 (スポニチアネックス) – Yahoo!ニュース

※参考
「東京都現代美術館が閉館」月刊ギャラリー、4月1日の嘘記事通じず、謝罪 – ITmedia ニュース

次に行ってみましょう。

福岡県古賀市の高原伸二市議が「宝くじが当たって1000万円とバス2台を市に寄付した」という嘘

福岡県古賀市の高原伸二市議(55)が「宝くじが当たって1000万円とバス2台を市に寄付した」というウソを1日付のブログに書き込み、市議会の奴間ぬま健司議長は3日、「議会の見識が問われる」と厳重注意した。

高原市議は取材に「エープリルフールの冗談として書いた」と釈明し、2日付のブログで「大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

ブログは「買わなければ、当たらない……買ってみるもんだ!」というタイトルで、懇親会後、酔った勢いで買った宝くじが2枚当たり、「市役所前の道路のために使用する」などという条件で1000万円と、中古の中型バス2台を寄付したという内容。エープリルフールのウソという断りはなかった。
※引用 宝くじ当たり1千万円寄付…市議がブログにウソ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

宝くじが3億ではなく、1千万円というのと、「中古のバス」というのがリアルですね。1千万円であれば、当たりそうな気がしますし、「中古のバス」であれば1台500万円で買えそうな気がしてしまいます。

※参考
市議「宝くじ1000万円当たったからバス2台寄付した」→エイプリルフールの嘘だと判明し炎上 謝罪 : ガハろぐNewsヽ(・ω・)/ズコー<

2016年

Googleの謝罪

あのGoogleも問題を起こし、謝罪しています。

 米GoogleのGmailチームが4月1日(現地時間)に公開したエイプリルフールのいたずら機能を誤って使ったユーザーから多くの抗議が寄せられ、同社はすぐにこの機能を取り下げ、謝罪した。
(中略)
だが、ボタンの位置が使い慣れた普通の送信ボタンの近くにあったため、重要なビジネスメールで誤ってこのボタンをクリックしてしまうという事故が多発したようだ。

 Gmailのヘルプフォーラムには多数の苦情が寄せられた。中には、上司宛の急ぎの重要なメールで知らずにこの機能を使ってしまい、返事をもらえない(返信が届かないので)ままいきなり電話で解雇されたというユーザーも。

 Googleは公式ブログで2度にわたって謝罪した。
※引用 Google、Gmailのエイプリルフールがしゃれにならず、取り下げて謝罪 – ITmedia ニュース

企業担当者からの意見

珍しいものとしては中の人からの告白も話題になりました。

「生き地獄でした」企業のエイプリルフールネタについて中の人が語る – Togetterまとめ

映画.com

それはさておき、映画に関する情報を伝えるサイト「映画.com」のエイプリルフール企画に、やり過ぎではないか? との意見が相次ぎ、企画ページを非公開にして謝罪する事態となった。
(中略)
賛否の声が相次ぎ、最終的に映画.com はエイプリルフール企画ページを非公開にしたうえで、編集長名義で謝罪文を出すこととなってしまった。
※引用 『映画.com』のエイプリルフールネタが物議! やり過ぎとの声が相次ぎ謝罪「少し悪ふざけがすぎました」

城田優

事の発端は、城田が本日の未明に、自身のオフィシャルTwitterで「結婚報告」を行ったこと。城田が「明日、週刊誌に出てしまうので、この場にて、先に発表させていただきます。」と前置きし、「この度、結婚することになりました。」と“報告”。「相手は、笑顔の素敵な、幼稚園の先生です。」と相手の紹介もしていた。そして「今後とも、変わらぬ応援をよろしくお願いします。2016.04.01 城田優」と締めくくっていた。
(中略)
そして、このツイートから約15時間後に城田は再びTwitterに投稿。「はい、今年はうまく行ったようですね。去年はバレバレでしたからね。エイプリルフール、ニュースにまでしていただいて、、、ありがとうございます」と、結婚報告はエイプリールフールのネタだったことを報告。「すいませんでした。もう変な嘘つきません」と謝罪していた。そして「来年までは。」と結び、“オチ”をつけることも忘れていなかった。
※引用 城田優、結婚報告のわずか15時間後に謝罪。「すいませんでした。もう変な嘘つきません」 (E-TALENTBANK) – Yahoo!ニュース

なぜエイプリルフールで問題が起きるのか

なぜエイプリルフールで問題が起きるのか。これは「嘘とわかってもらえない」という理由につきると思います。ではなぜ嘘とわかってもらえなかったのでしょうか。

なぜ嘘とわかってもらえなかったのか

3つの理由があります。

1.エイプリルフールという前提が共有されていない。

インターネット中毒者においては「4/1は嘘をついてもいい」という前提は共有されています。しかし、非インターネット中毒者において嘘をついてもいい前提を共有としている人と、共有されていない人がいます。ましてや、雑誌の読者においては、エイプリルフールの前提は共有されておらず、4月2日以降に初めて読む方も多くいることでしょう。市議のブログを読んでいる方も一般の方が多いでしょう。

2.嘘と思えない・妙にリアルである

東京都美術館においては最近のクールジャパンの話題、バスにおいては、宝くじが3億ではなく、1千万円というのと、「中古のバス」というのところ。1千万円という当たりそうな金額、「中古のバス」であれば1台500万円で買えそうな気がするというところが、嘘と思えず、妙なリアルさを醸し出しています。

3.面白くない

例にあげた二つの嘘は特に面白さが感じられないと思います。

また、スベるツイートも出てきています。

どうしてこうなった!スベッた#エイプリルフール 公式アカウント特集号 #週刊トゥギャジン – Togetterまとめ

エイプリルフールに対しての意見

エイプリルフールをどう迎えるかは人それぞれです。

楽しみでたまらない人もいるでしょうし(インターネット界隈に多い)、「ああ、そういえばエイプリルフールあったね」ぐらいの感覚の人もいるでしょうし、一秒たりともエイプリルフールを意識しない人もいます。

必ずしも日本の文化として、エイプリルフールが根付いているわけではありません。

同時に日本では新学期や新年度の初日である場合が多く、新しい自分の立場の報告をしたとしても、冗談と思われることがあります。日本以外では4月が新学期ではないこともありますので大丈夫ですが、日本では相性が悪いイベントではないでしょうか。

海外においてはエイプリルフールを事実として報道してしまっているところもあります。中国なので、笑いものにしやすいと思いますが、対岸の火ではありません。
中国国営放送、エイプリルフールの嘘ニュースを事実と勘違いして報道wwwww : はちま起稿

エイプリルフールの共有の差がある文化を、さも全体が共有しているかのように振舞ってしまうと、今回のような問題が起きてしまいます。

気心をしれた友達に嘘をつくならいいかもしれません。しかし、誰が見るかわからないメディアに安易な嘘をついてしまうと、今回のような問題が起きてしまいます。

エイプリルフールが特段面白いものであれば、一つや二つこういうものが出てきても事故的な「仕方ないか」で済ますことができるかもしれませんが、肝心のエイプリルフールが面白くなければ、エイプリルフールはこのような事故を引き起こす害悪でしかありません。

今回取り上げませんでしたが、一般的にはこのような被害もあるようです。

エイプリルフールにあなたがつく嘘はエイプリルフールという前提が共有されている人へ嘘をついていますか?あなたのエイプリルフールにつく嘘は本当に面白いですか?

エイプリルフールというイベント自体、本当に面白いですか?面白くないのだったら、来年からやめませんか?

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