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クリスマスと正月、アレンジの文化

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クリスマスと正月、アレンジの文化(日本文化論で使用)

 再び来日した外国人の友達を僕は家に招待するように計画した。彼はクリスマスの直前に来日した。12月24日クリスマス・イヴの日、彼と一緒に外へ出ると、街中にカップルが多いことに彼は驚いた。彼の国でのクリスマスは家族で過ごすものだという。だが、彼は日本にもクリスマスの習慣があることに喜んでいた。

 大晦日になると、彼と一緒に大掃除をし、日が暮れると、僕の家族と一緒に紅白歌合戦を見ながら、年越し蕎麦を食べた。そしてテレビを見ながら、カウントダウンを行った。

 一夜明けて朝はお雑煮を食べた。初詣に行くため、地下鉄に乗って円山駅に降り、混雑の中、北海道神宮へ足を進めた。彼は家先につるしてある飾りに目がいったようだった。あれは正月飾りといい、新しい年が良い年であるようにと願いを込めたものだ、と説明した。古来からの伝統を刻み、各家々で神を祭る大切な行事として、古風な表現法で伝わっているものだと。

 混雑する北海道神宮に着くと、お賽銭箱にお金を投げ、願い事をした。彼も同じようにした。おみくじを引くと、僕は吉で、彼は大吉だった、僕が説明するとたいそう喜んでいた。

 日本の正月を楽しんでる様子だった彼だが、家に帰ると、疑問を持ったようだった。なぜ日本人はキリスト教の祝祭であるクリスマスを祝い、初詣ではキリスト教以外の神に祈りを捧げるのかと。日本人はいったい何教なのかと。

 日本人は基本的に無宗教なんだよ、と答えた。もちろん中には仏教、キリスト教、神道の人もいるけれど。一見、外から見ると宗教的なことも日本人は宗教という枠を超えて、行事として消化している。クリスマス、子どもはケーキが食べれて、サンタクロースにプレゼントをもらえる日であり、カップルにとっては大切な日である。初詣という祈りを捧げる宗教的なことに関しても、お正月という古来からある伝統の行事の一部に消化している。

 日本はどこしれず他国の文化を取り入れることが得意なのである、と。江戸末期まで一部を除いて鎖国していた日本だったが、鎖国を解き、文明開化と謳ってからはちょんまげを辞め、「ザンギリ頭」と呼ばれる髪形にしたり、洋服を着るようになったりと、文化吸収への意欲は驚異的だった。戦後には肉も食べ始めた。

 また、独特にアレンジする、悪く言えば都合のいいようにアレンジするのが上手いのである。行事で言えば、女性から男性に愛を告白する日になったチョコレートを送るバレンタインデー。今では日本食のようになっているカレーライスやラーメン、パンやパスタ…。

 古いお寺や建物、着物なども、もちろん日本文化だけど、これが日本文化だよ、と僕は胸を張って言えない。なぜなら、その時代に僕は生きていない。今の時代の日本、何でも自国流にアレンジする、これが日本文化なんだよ。

この文章は

過去にFC2ブログで運営していたブログ「大学生レポート書き方・作成サポート」の文章を#AKANUMAに移転した文章です。

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執筆者

赤沼俊幸
札幌でWebマーケティングコンサルティング・サポートを提供し、Webマーケティングの悩みを解決する、マーケティスト代表。北海道のITを紹介するキタゴエの編集長も行っています。 札幌への移住を促進する札幌移住計画では広報やイベントを担当しています。個人的な表現活動として、赤沼俊幸の写真都市を行っています。Twitterは@toshiyuki83

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