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38歳になりました。いや、まいったね

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約12分

3時間に1本しか電車が来ない東北の無人駅で乗り換えに失敗した時ぐらいの気持ちで「いや、まいったね」とつぶやく37歳の1年間を過ごして38歳になりました。

9月5日生まれの有名人

まいった37歳の1年間

「自分が本当に好きなことはなんだろう?」「自分が本当にしたいことは何だろう?」「自分は今後どう生きるべきだろう?」

コロナの影響もあり、仕事は激減。例えるならコンビニや喫茶店は何もなく、見渡す風景は畑だけの無人駅で流れるゆったりした時間ぐらい、自問自答する時間はあり余るほど、たっぷりありました。

青森屋の赤沼俊幸

今、自分が本当に好きな趣味は「旅行」。しかしほぼ旅行ができなかった37歳の1年間。「いや、まいったね」

今、本当に自分がするべき仕事は「街歩き」の普及だと思った37歳の前半。街歩きを仕事化するべく、「街歩きを楽しくするゲーム」をいくつもを考えました。しかしコロナ禍で一切のイベントが実施できなかった37歳の後半。「いや、まいったね」

最も好きな「旅行」ができない。仕事にしようと思っていた「街歩き」ができない。

配られたカードで勝負するしかないのさ

スヌーピーのりんごあめ

右腕もない、左腕もない。将棋でいえば飛車角がない状態。これでどう戦う?かなりまいってました。

でも考えました。飛車角はないけど、金も銀も桂馬も香車も歩もいる。これでも将棋はできる。飛車角がないのはたぶん多くの人もそうだし、もっと大変な人もいる。王一枚の人もいる。それよりはよっぽど恵まれている。飛車角がないことを嘆いてもしょうがない。飛車角がないなりの戦い方をしなければならない。

「You play with the cards you’re dealt …whatever that means. 」
(配られたカードで勝負するしかないのさ…..それがどういう意味であれ。)

「ピーナッツ」チャールズ・M・シュルツ

旅行でいえば無人駅に着いて、電車もバスも来ない状態。当然レンタカーもない。このまま電車を待ち続けるのが良いのか。見渡す限りの畑。でも、その先に何かあるかもしれない。

歩いてみようと僕は思いました。

ウォーキングハイを経験する

最近はよく歩くようになりました。コロナ禍が開ける来るべき日に備え、身体を作っておきたい。できるだけ健康維持もしたい。ワクチンもまだ打てないので、免疫もつけておきたい。週に3万5000歩を目標としてウォーキングしています。

1日2万歩、歩く時があります。すると不思議なことにウォーキングハイを経験します。長い時間歩くと、休んだ時に足がジーンとする感覚が心地良い。なんだろうこの感覚。ジョギングや水泳では味わえなかった感覚でした。ジョギングにハマれなかった自分、水泳にハマれなかった自分…そんな自分がウォーキングにはハマれました。いろんなことを試して、自分に合ったものを見つけていく。これもまた旅行に近い感覚があります。

変わり続けなければいけない

イチローが毎年打撃フォームを変更していたように、速球派のピッチャーがキャリアの後半に技巧派のピッチャーに転向するように、居飛車党本格派の将棋指しが振り飛車党に転向するように、人は時代や自分の身体に合わせて、フォームチェンジしていかなければなりません。変わり続けなければいけないことは先人たちを見て学びました。

仕事が激減した僕はどうすればいいのか。ちゃんと営業すれば、今までの仕事の延長でも生きていくことはできるかもしれない。でも先細りするのでは?若い人には勝てないのでは?このまま同じことをやっていていいのか?ループ化した札幌市電のように、グルグルと考えていました。

ちなみに札幌市電は一周約50分。歩くとどれくらいかかるか調べると、1時間48分でした。2時間のラジオを聴くのにちょうど良い距離。ぜひ歩いてみてください。ウォーキングハイを経験しましょう。

札幌市電を徒歩で歩く

やれることをやろう

以前は最も心がワクワクする瞬間がイベントでした。理想以上の盛り上がりを生んだイベントは主催者も参加者も、旅先で美味しい食べ物に出合った時のように、笑顔と感動が溢れ続けます。

しかしコロナ禍の今、イベントができない。イベントができない今、どうするか。そのイベントを動画内で表現できないかを考え、YouTubeを頑張ることに。コツコツ動画を制作しています。

散歩チャンネルの「Japanese City Video Walker Toshi」は週一回金曜日更新。一年以上続け、登録者は450人と、都会の普通列車のように、かなりゆっくり伸びています。このチャンネルは行きたくても行けない場所を散歩動画によって擬似体験してもらったり、または行く前の予習としても使ってもらいたい。他にもBGMのようなBGV(バックグラウンドビジュアル)として、何か動いているものが欲しい、という時に使ってもらえればと考えています。

珍スポット訪問などを紹介する「赤沼俊幸の写真都市」は登録者数80人。こちらは本チャンネルなのに全然伸びてません…。毎回編集には趣向を凝らしているのですが、なかなか視聴回数が増えません。一部の方にはきっと面白いので、ぜひご覧ください。やりたいことはやってるので引き続き、試行錯誤していきます。まだまだ修行が必要ですね。

動画一本一本にかなり制作時間がかかっているので、もう少しスピードアップするためにCoeFontで自分の声をAI化してみました。「死んでも自分の声が残る」「若い時の声が残る」というメリットも感じています。もし僕に何かあった時はいつでもCoeFontで私の声を聴いてください。

https://twitter.com/toshiyuki83/status/1431179448095703040

新しい試みとして、「ブラサトルチャンネル」を開設しました。これは街歩き研究家の和田哲さんと始めたYouTubeチャンネルです。和田さんが語り、私は編集と撮影を担当しています。

和田哲さんはNHKで放送したブラタモリ札幌編の案内役としても出演がある札幌の歴史には大変詳しい方。北海道放送局のテレビ・ラジオなどにも定期的に出演。「札幌の歴史といえば」和田哲さんのお名前を上げる方も多いでしょう。和田さんの講演で札幌の歴史秘話を聞く度に「この話をもっとたくさんの人に知ってもらいたい」という気持ちになります。

札幌民は札幌の歴史をほとんど知りません。中学校の歴史授業では現代史まで辿り着けるかはギリギリ。受験での北海道の歴史に関する出題はかなり少ないため、受験には非効率な北海道の歴史を教えることは少ないのが現状。

札幌出身の私も札幌の歴史についてはほとんど知りませんでした。しかし30代になると、どのような歴史を辿って今があるかを知りたい気持ちが芽生えました。骨を埋めたいと思った札幌を。

「もっと札幌の歴史を知りたい」と思ってる方は多いのでは。やるべきことは「札幌の歴史のアーカイブ化」だと考えました。

札幌歴史の出版物は多数ありますが、全員に読んでもらうのは現実的に難しい。テレビやラジオは見逃したら終わり。イベントは行ける人が限られる。

一方、YouTubeではいつでも、誰でも、無料で動画を見ることが可能。和田哲さんが札幌の歴史を語るYouTubeチャンネルを開設し、いつでも誰でも無料で、その動画を見られれば、より多くの人に札幌の歴史を伝えられる。「ブラサトルチャンネルを観れば札幌の歴史がわかるよ」そう言われるチャンネルにしたい。

和田さんと接点があり、動画の編集もできる自分がやるべきかと思い、和田さんに提案。チャンネル開設となりました。

まだまだ開設したてのチャンネルではありますが、札幌の歴史に少しでも興味ある方には大変面白いチャンネルになってます。ぜひともご覧ください。また、ゲストも常に募集してますので、興味ある方はお気軽に声を掛けていただければ嬉しいです!

また、YouTubeチャンネルを開設してみたい方、ご連絡ください。いろいろノウハウは溜まっています。

人生の忘れ物を回収する

「空いた時間ができたら、やろう」と思ってることはありませんか。行きたい旅行先のリストが溜まり続けるように、ずっとできてない「いつかやろう」が溜まっていませんか。

実家のVHSテープを整理していると、大学生の時に取材を受けた映像を発見。

株を始めてライブドア株に投資していたのですが、ライブドアに強制捜査が入り、株価は暴落。「ライブドアを応援してる北海道の大学生」として取材を受けた映像です。

(なせ取材の連絡が来たかよく聞かれるのですが、自分のブログでライブドアへの愛をよく書いており「北海道 ライブドア」で検索すると、当時は僕のブログが一番上にヒットするからでした)

ふと、この映像を見て人生の忘れ物に気づきました。「投資家になりたかったんだ」と。

これを書くのは恥ずかしいのですが、大学生の時は小説家になりたいと思っていました。(noteに過去の小説の一部をアップしています)

「小説家は食えない」とよく言われています。僕が好きだった純文学はこう言われていました。「食える小説家の席は5席」と。

小説家や芸術家の方の中には「清貧こそ、芸術家だ」みたいな方がいました。「武士は食わねど高楊枝だ」と。

僕はそれが恥ずかしいと思ってました。「どうして貧しいのを威張っているんだ?」と。「お金を稼げばいいだろう」と。「単なる甘ちゃんじゃないか」と。「貧しいことを威張る芸術家にはなりたくない」と。

小説家(芸術家)にはなりたいけど、貧しさを誇りたくない。「そうだ、芸術でお金を稼げないのであれば、お金は投資で稼げばいいんだ」と思いました。そういう思いが合わさり、大学生の時は「芸術家兼投資家になりたい」と夢見ていました。

投資家になろう

会社員時代は今よりずっと忙しく、個別銘柄への投資を諦め、外国の投資信託を購入。

今は時間があります。大学生の時に描いていた投資家の夢を今なら実現できるのでは、と思いました。あの時に諦めた個別銘柄の投資も今ならできる。なんとなく投資することをやめて、狙いを持って投資しよう。

読書が好きなことが幸いし、最近は分厚い難しい投資本を読んでいます。あの時わからなかったことが今わかる。これは非常に気持ちのいいことです。勉強は楽しい。

今は財産の半分以上を投資口座に回し、投資家っぽいことをしています。まだまだ利益は微々たるものですが、いつか投資で生活費を稼ぎたいな。投資のことを話せる友達が全然いないので、興味ある方連絡ください。僕は日本株の成長株に投資しています。

歴史的な激動の時代を生きている

TBSラジオ「伊集院とらじおと」の中のコーナー「一万歳のお言葉」で人生の大先輩方が話す戦争体験の話を聞くと、人生のターニングポイントが「戦争」だった方がいかに多いかと意識します。あの時を生きていた日本人全員が戦争という国難に立ち向かっていました。

僕ら戦争を知らない若者たちのターニングポイントはどこでしょうか。僕はオウム真理教事件だったり、ライブドアだったりするのですが、人それぞれ別々だと思います。2020年以前までは。

今は日本人全員が「コロナ」という国難に立ち向かっているのではないでしょうか。2020年以降、僕たちは歴史的な激動の時代を生きているんだと思います。このコロナが今、日本に生きている人、共通のターニングポイントになっているんじゃないでしょうか。

10代の赤沼俊幸

10代に青春18切符で旅をしたことがあります。綿密な乗り換え計画を立て、宿泊場所も予約。しかし当日、電車が遅れて、結果、無人駅に取り残されました。次の電車は3時間後、その電車に乗れたとしても予約していた宿泊場所には行けない。バスも何もない。どうしよう。

見渡す風景は畑。何が最善かはわかりませんが、無人駅にとどまれなかった僕は歩き出しました。スマホがなく、地図も手元にない時代です。東北のよくわからない場所を歩きます。その時に降り出した雨。不幸なことに雨は豪雨に。濡れながら歩いている中、道路から明るい光が僕を照らします。車でした。車が止まり、運転手が顔を出します。「雨の中、どうしたの?」

僕が事情を話すと、運転手は助手席に乗るように促します。僕は好意に甘え、助手席に乗りました。そこからその運転手の家に行きました。夫婦だけの家でした。僕より少し歳上の息子がいたが、上京したらしい。僕はその家でご飯をごちそうになりました。そこで食べた鍋が驚くほど美味しく感動したのを覚えています。美味しく感じたのは、ひどい疲れがあったせいかもしれません。

残念ながらなんという鍋かを聞くのを忘れてしまいました。どんな味かも忘れてしまいました。感動したことだけを覚えています。今でも東北を旅行する時、その鍋に偶然出合わないかと期待してしまっています。

翌日は街の大きい駅まで送ってもらい、無事に旅は再開。あの時に無人駅から一歩を踏み出したことで、このような出会いがあったんだと思っています。

38歳は若くはありません。ただ、人生の先輩方に言わせると「まだまだ若いよ」となるでしょう。若いかどうかは相対的なもの。まだまだ新しい一歩をこれからもどんどん踏み出していきたいと思います。どんな出会いがあるのか。これからの人生も楽しみにしています。

38歳にさんぱち前で

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