2024年9月5日で、41歳になりました。
41歳を迎えて。人生の折り返し地点
40歳の時はアンケートに「40代だけど、ほぼほぼ30代だしな」という気持ちで40代に丸をつけていました。しかし41歳は言い訳できない40代。40代を認めなければいけません。ついに。
男性の平均寿命が81.09歳であることを考えると、41歳は人生の折り返しの赤いポールを回っているわけです。オールスター感謝祭の赤坂五丁目ミニマラソンのバカでかい赤い折り返しのポールを回るところを想像してください。参加芸能人は拍手されていますが、自分は拍手される人生を送っているんでしょうか?
話を元に戻します。さらにもっと歳をとると、身体は動かなくなりますから、確実にできることは減ります。
ではこれから私は何をすれば良いのでしょうか?
残りの人生何をするべきか。私は若くない
立派な問題提起はしてみたものの、答えはありません。ただ「自分がやるべきこと以外はやらない」という原則はできるだけ守っていきたいと考えています。
一例をあげます。例えば最近「稼げる仕事」のお誘いがありました。しかしそれは「私以外でもできる仕事」のようでした。その仕事はノウハウさえ掴めれば、それなりの金額を稼げそう。その仕事の作業は単調そう。その仕事は心を無にしてノウハウ通り淡々とやればそれなりの金額を稼げそう。
しかし、その仕事をやるのは自分ではなくても良いと感じました。誰がやっているかというのが表に出ない仕事のようですし、個性は必要ない仕事のようです。
若い時なら良いんですよ。時間をお金に変えて、そのお金で未来に何かをする。若い人は未来があるんです。
しかし40代の男性になんてもう未来はないんです。残された時間はわずか。年々思うのは「時間とお金のレートが変わっている」ということです。
時間とお金のレートは少しずつ変わる
例えば将棋というゲームは序盤、駒を多く持ってるほうが有利という価値観がありますので、たくさんの駒の獲得を目指します。将棋用語でいうと、駒得を目指します。
しかし中盤から終盤にかけて価値観は変わります。大事な価値観は将棋本来の目標である「王将を詰ます」ことに変わります。何があっても王将を詰ませば勝ちなんです。王将さえ詰ませてしまえば、駒をいくら持ってようが関係ない。逆にいうと、駒をいくら持ってても、王将を詰ませられれば負け。
これは人生に似ています。死ぬ間際に膨大な資産があっても、使わずに死んでしまったら意味がない。あの世にお金は持ち込めない。死ぬ間際に思うのは「お金をたくさん持っている」という実感ではなく「あの時、楽しいこといっぱいしたな」という思い出ではないでしょうか。
将棋では序盤から中盤、終盤にかけて、駒得と王将を詰ますレートが変化していくように、人生もお金と時間のレートがゆっくり変化していきます。
若い時はお金を稼ぐことが大事だと思います。一世一代の大勝負として、地面師になって大金を稼ぐ事が大事かもしれない。
昔は私もお金が大事でした。お金のためにタクシーを使わずに歩いたり、中古本が出るまで本を買うのを我慢しました。青春18きっぷでまる2日かけて東京に行ったこともあります。(これはこれで楽しい思い出)
しかし今は時間の方が大事。私のレートは完全に入れ替わってしまいました。若い時の金高時間安から、金安時間高になりました。時間を節約するためならお金を喜んで払います。それを考えると「お金のため」だけの仕事をやっている時間はないのです。私のやりたいことはたくさんあるだから…
資産1000万円を超えると気持ちの余裕ができる
私の父は社長です。ただ、私は御曹司ではありません。社員が5人未満の零細企業の社長の息子です。
私が小さい頃、何度か倒産危機がありました。その度に「何かあっても1人で生きていかなくては」という思いが強くありました。そのため人よりは貯金志向が強かったと思います。
少しずつですが、お金を増やし、今年確認すると資産額は1000万を超えていました。(ただし、株や投資信託を含んだ時価なので、減る可能性はあります)
1000万円あれば贅沢しなければ、数年は生きていけるでしょう。これは心の平穏を保つには大事だと思っています。
この事情もあり「お金のためではなく、自分が必要とされる仕事がしたい」と改めて思うようになりました。
自分がするべき仕事とは何か?
また冒頭の問いに戻ってきてしまいました。折り返しを迎え、残り少ない人生、私はどんな仕事をすれば良いのでしょうか。
まずはWebマーケティングの提供です。私の提供するサービスに喜んでいただけるお客様がいる限りはWebマーケティングの支援をしていきます。少し前は東京のお客様もいましたが、無くなったので、再び札幌のお客様100%となりました。私には札幌のお客様が向いているようです。
少しであれば空きはあるので、Webマーケティングにお困りのことがあればお気軽にご相談ください。札幌の皆様、お待ちしております。
マーケティスト | Webマーケティングを成功に導くコンサルティングを札幌で提供
なぜかゲームのアイデアがポンポンと出る
昨年からアナログなカードゲーム、いわゆるボドゲを作ることにハマっています。1週間に1個ぐらい新しいゲームのアイデアが思いつくんです。私にはアナログゲームを作る才能があったのかもしれません。
「いつ思いつくんですか?」と聞かれても答えに困るのですが、ふとした時に「ポン」と素になるゲームシステムを思いつきます。その後、頭の中で試行錯誤して、ルールを肉付けしていきます。
ただ、思いついたアイデアのほとんどはボツ。その中で少しでも面白そうなアイデアのゲームの試作品を作り、身近な方に遊んでもらい、感想を聞きます。
そうした日々の中で「これは面白いかも!行けるかも!」と思ったアイデアが昨年の「AIおじさん」です。これはかなりの好評を得ました。
「AIおじさん」のおかげで札幌ボドゲ会の友人、知人がたくさんできました。ボドゲの人たちは優しくて温かい人ばかりだなと昨年、実感しました。
今年は新作の「ランキングス!」を制作しました。
現在のところAIおじさんより売れていませんが、ゲームシステムはこちらのランキングスが良くできていると思っています。こちらをぜひ遊んでもらえたら嬉しいです!
誕生日記事で知ってくだされば嬉しいと思い、通販を始めてみます。送料込みなので少し高いのですが、興味ある方は注文してください。
手売りも受け付けているので、私の知人の方はお気軽にご連絡ください。
生活環境がガラリと変わった
40歳の1年間はプライベートで激変がありました。寝不足の日々が続きました。今では夜22時には寝て、朝5時に起きるという完全朝型人間に。朝が毎日眠い夜型人間だった自分で驚いています。
もちろん、大変な分、喜びもあります。これは仕事でもゲームでも同じですよね。簡単に成功したり、クリアしても達成感がない。難しいからこそ、達成感がある。
やはり人は「楽で簡単なほう」に行きがちですが、「大変で難しいこと」をした方がよいと思います。(もちろん「適度に」という前提はあります)
「地面師たち」で少額の案件を持ち込む情報屋に対して、ハリソン山中が「もっと大きなヤマを狙いませんか? そうですね……死人がゴロゴロ出るようなヤマです」と言いました。ハリソンは大きな達成感を得たい。そのためには死人さえも厭わない。
歳を取ると豊富な経験値から楽な方を選びがちです。選ぶことができます。私もよく選びます。でもそれでは達成感を得ることができない。簡単なゲームをクリアしても面白くないわけです。もしかすると安易な選択の連続が「中年男性の鬱」の引き金かもしれません。
ハリソン赤沼としては、大きな達成感を得られるように、自分に合った「ヤマ」を今後も狙っていきたいと思います。
赤沼俊幸さんの活躍にご期待ください。
他の誕生日記事
毎年、誕生日記事を書いています。興味を持った方や、自分の今の歳と同じ記事がある方はどうぞ。
- 22歳になりました
- 9月5日の誕生日を迎え、23歳になりました。
- 24
- 9月5日で、25歳になりました。
- 9月5日で、26歳になりました。
- 本日、9月5日で私、赤沼俊幸は27歳になりました。
- 2011年9月5日で28歳になりました。
- 9月5日で29歳になりました。
- 30歳になりたくなかったけど、どうやら30歳になってしまった気がする30年間生きた自分の反省文
- 30歳になって起きたこと(まとめ)
- 31歳になりました
- 32歳になりました
- 33歳になりました。「いつ死ぬかわからない人生、やりたいことはやりたい」
- 34歳になりました。やっと立つことができた再スタート地点
- 35歳になりました。30代後半のはじまり
- 36歳になりました。楽しみながら波間を切り開いていきたい
- 37歳になりました。襲来した新型コロナウイルス
- 38歳になりました。いや、まいったね
- 39歳はサンキューという気持ちで!
- 40歳にして、不惑