2022年9月5日で39歳になりました。39の響きって重いですよね。紅白歌合戦で三山ひろしにけん玉の最後を任された責任ぐらい重いですよね。
いや、そこまで重くはないけれど。
40歳になりたくない。わけではない
29歳の時にひたすら30歳になりたくない時期がありました。20代と30代って全然違うじゃないですか。アンケートにつける丸が20代か30代か。20代は若者と言えるけど、30代は若者じゃない。ただ、30代になってみると、受け入れざるを得ないですよね。30代になって、自分が30代であることを受け入れました。
せっかく受け入れた30代も、あと1年で返上しないといけない。40歳になり、40代になると、どういう気持ちなるのでしょうか。40代の先輩の方、教えてください。本当は「40歳になりたくない!!」と駄々をこねたいのですが、おそらくなんとかなるんでしょう。そんな気持ちになってきました。
39歳の1年間、もう少し結果を残したい…という気持ちがド本音なのですが、38歳に何ができたかを振り返ります。
「ドジっ子豆図鑑」を販売する
2019年ごろから熱心にドジっ子看板収集を行なう中で、別視点さんに声を掛けていただき、株式会社ケンエレファントさんから、「ドジっ子豆図鑑」を販売させていただくことになりました。販売は2022年9月下旬予定。
マニア豆本というシリーズになっており、ラインナップは以下のようになっています。
- ドジっ子豆図鑑(赤沼俊幸 著)街で見かける通称「ドジっ子看板」が大集合!
- ドネルケバブ豆ガイド(メルツ 著)トルコ生まれの絶品料理。ドネルケバブ完全ガイド!
- 片手袋分類豆図鑑(石井公二 著)道端に落ちた「片方だけの手袋」を徹底分類した豆図鑑。
- 旅する電浴豆ガイド(けんちん 著) 全国各地の電気風呂を詳細なデータとともに紹介。
- 例の看板「松田ペット」豆コレクション(新稲ずな 著)新潟県長岡にある裏名物「松田ペット」の看板コレクション。
素晴らしいマニアの方々のラインナップに加えていただき、心の底から感謝!「ドジっ子豆図鑑」は、なんと前作の「ドジっ子図鑑」よりもボリュームアップ!!!本のサイズはドジっ子図鑑より、圧倒的に小さいのですが、100ページを超えるため、前作のパワーアップバージョン版になっています。
カプセルトイ形式で販売します。札幌ではC-PLAで回せる可能性があるということです。ぜひガチャを回して、全ての豆本をゲットしてくださいね!!
詳細情報は下記URLをご覧ください。
- 「ドジっ子豆図鑑」を発売します🎉
- マニア豆本 | Kenelephant(ケンエレファント) — フィギュアメーカー
- ニッチでディープな情報が各112ページにぎっしり!ケンエレファントからカプセルトイとして、実際に読める「マニア豆本」全5種類が登場!
- ガイドブックから図鑑まで “極上マニア”の視点で知る新しい世界!ニッチでディープな情報がぎっしり詰まった、大人向け「マニア豆本」がカプセルトイで9月下旬発売 – 株式会社ケンエレファントのプレスリリース
ブラサトルチャンネルが登録者1,000名を超える
街歩き研究家の和田哲さんとYouTubeのブラサトルチャンネルを運営しています。チャンネル登録者数は現在、1,640名(2022年9月5日時点)。
ここで裏話を書くと、「収益化」というYouTubeで収入を得られる登録者数、1,000人は超えました。しかし、収益化もう一つの条件「総再生時間4000時間」が超えておらず、無収入のままです…。。
これからも動画制作を続けられるように、たくさんの時間、動画を観てもらえれば嬉しいですー!
散歩チャンネル、Toshi Walk
コロナ禍の中、コツコツと街歩きを続けており、長時間歩く気持ち良さが身体にしみてきました。去年の誕生日記事にも書いてましたね。
ただ歩くだけではもったいないので、散歩動画を撮影。チャンネル名をToshi Walkと変更し、週一程度アップしています。
こちらのチャンネルの裏話を書くと、総再生時間4,000時間は超えたのですが、チャンネル登録者数が1,000人を超えていない…。同じく無収入…。こちらはチャンネル登録お願いします!!
復活の2022年
日本ではようやくイベントが復活してきました。「3年ぶり」という言葉をよく目にしました。3年ぶりの北大祭、3年ぶりのRISING SUN ROCK FESTIVAL 2022…。大好きだったイベントがどんどん復活しました。
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2022ではNUMBER GIRLの解散宣言を目にしました。
コロナによって無くなってしまったイベントもありますが、新しくできたイベント、NuAIR Fes2022に行ってきました。
季節が変われば、枯れゆく植物もあり、芽吹く植物もある。人間界も同じです。
昨年の誕生日記事では「まいった」ことをツラツラ書いていましたが、なんとか仕事はいただけることになり、お金的な窮状は解決しました。世間的にも、個人的にも少しずつ復活…来年はどうなるかわかりませんが、来年はもっと飛躍していきたいですね。
死が近づく感覚
長く生きるに連れて、確率的に他の方が経験済みのことも経験していきます。
2022年6月、祖母が亡くなりました。祖母はここ10年、施設に入り、コロナ禍の影響もあったため、会えず仕舞いでした。元気な時に会った時から、祖母の記憶は止まっています。
親族としての葬式を初めて経験しました。
湯灌、通夜、葬儀、出棺、火葬。死んだ人間がどうなるかを間近で観て「自分が愛する人を、送る立場になったら耐えられないな…」と強く思いました。親族と行う葬式の中で、何度も繰り返させる念仏を含む葬式という「式」。葬式は亡くなった方のためだけではなく、今を生きている方が整理をつけるための式だと強く認識しました。
10年会っていない祖母に、悲しい気持ちは少なく、私自身は少しずつ気持ちの整理をつけることができました。もちろん他の親族はそれぞれ違います。
私が思ったことは、自分もいずれそうなる。または、自分の愛している人もいずれそうなる。それは悲しいけれど、それが自然の摂理なのだなと。
自分も、これを読んでる貴方もいずれ消え去る存在。消えゆくことにあらがいはできませんが、せめて何か残したい。そう思う気持ちはより一層、強くなりました。
上島竜兵さんとの別れと、芸人としての送り方
2022年5月、ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなりました。僕にとってはかなり悲しい出来事でした。
ダチョウ倶楽部はお笑いウルトラクイズの海に飛び込んだ時から見ていました。リアクション芸人という立場を本格的に築いたコンビと言えます。
近年は出川哲朗さんにトップを譲ったとはいえ、リアクション芸人としては双璧の存在。アメトーークでは老いる上島竜兵さんがフューチャーされつつも、僕は逆にそれが楽しみでした。「老いることが芸人としてどう面白くなっていくんだろう」というテーマが楽しみでした。年に一度年始に出演する「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」では衰えない音声リアクションを聴いて爆笑していました。人生の大先輩として、老いることがどういうことかの近況を年に一度聴いていました。
だからこそ、別れが悲しかった。僕は親族ではないので、整理をつける儀式に参加することはできません。正直なところ、今でも気持ちの整理はついていません。
「これからダチョウ倶楽部で笑っていいんだろうか」。上島竜兵さんが亡くなった時に抱いた気持ちでした。しかし、リーダー肥後克広さんの追悼コメントに気持ちは救われました。
全国のダチョウ倶楽部ファンの皆様、今回は、このような事になってしまい、申し訳ありませんでした。仕事関係の皆様申し訳ありませんでした。何をやっても笑いを取る天才芸人上島が最後に誰も1ミリも笑えない、しくじりをしました。でも、それが上島の芸風です。皆で突っ込んで下さい。「それ違うだろ!」「ヘタクソ!」「笑えないんだよっ!」と地面も蹴って下さい。上島は天国でジャンプします。皆様もジャンプして下さい。そして、上島の分、3倍笑って下さい。皆にツッコまれる、それが上島の芸風です。ダチョウ倶楽部は解散しません。二人で、純烈のオーディションを受けます。ヤーッ!どんな悲しい事があっても、みんなでクルリンッパ!
ダチョウ倶楽部 肥後克広
そして嬉しかったのは2022年7月19日放送、アメトーークの「ダチョウ倶楽部を考えようSP」。
今までのダチョウ倶楽部を笑って振り返り、これからのダチョウ倶楽部を考える内容。この番組が素晴らしかった。「上島竜兵はいなくなった」ものとして、最初から最後まで明るく、ダチョウ倶楽部をフューチャー。芸人なんだから、笑って送り出そう。そしてこれからも笑おう。そんなメッセージがダチョウ倶楽部、出演者、番組制作者から強く感じ、感動しました。
39歳はサンキューという気持ちで
「水曜日のダウンタウン」と「有吉の壁」が大好きで良く観ています。番組を観る中でますます好きになったのはパンサーの尾形貴弘さん。
「有吉の壁」では有吉さんに✕をよく出されるも、熱心に◯をもらいに行く尾形さんの姿にいつも胸が熱くなります。最近は普通に◯をもらえる姿も多いような…!
「水曜日のダウンタウン」では、2021年11月24日放送の「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」では、全力で落とし穴を登る熱心さと、なんと7時間後に穴から脱出する姿に感動(レポート記事)。
2022年8月25日放送の「「事務所が痛みを伴う罰ゲームのために「特別な訓練」の講習を開催しても 昨今の状況なら受け入れちゃう説」ではこれからの罰ゲーム仕事を背負っていく気迫を見せ、すべての罰ゲームの検定をクリア。特に、わさびと電気を耐える姿は人間の感覚の意識を超える気迫を感じます。
罰ゲーム仕事を全て引き受ける尾形さんの姿勢は、上島竜兵さんの意思を継いでいこうと思っているんじゃないかと思わされます。
2022年3月22日のTOKYO SPEAKEASYでは上島竜兵さんと尾形さんの共演が実現していました。尾形さんは上島さんに「ずっと観ていましたから。昔っから。大好きで。何回、僕が救われたか。上島さんに!」と冒頭に熱いメッセージを贈っていました。
僕がお笑い番組を好きなのは、単純に笑えるというものもありますが、その笑いを超えた先にある謎の感動。あの感動はなんといえばいいのかわかりませんが、単に悲しい感動とは違う感動感があります。
2022年4月28日放送の「若手芸人 コンプライアンスでがんじがらめにされても従わざるを得ない説」で尾形さんはネタバラシ後にこう言います。
「死ぬわけじゃないんだから、みんな。死ぬわけじゃないんすよ。ちゃんと訓練受けて、やりたくてやってっから!うれしいんだわ、こっちは!サンキュー!なんだ!これで子ども育ててんだ俺!わかってください、皆さん。もう真剣に見ないでください。家で寝っ転がってポテチ食べながら見てください」
パンサー尾形貴弘、「水ダウ」コンプライアンスNG企画で熱い訴えに感動の声「涙が…」「言葉がささった」
尾形さんのギャグ、「サンキュー」は苦し紛れに出る時も多いのですが、最近の尾形さんを知ると、印象が変わります。
尾形さんのサンキューはいつも支えてくれる家族、視聴者、スタッフ、コンビ、出演者、これまで生きてきた中で出会った人々、全てに言っているのではないか。ありがとう、と。そんな熱い思いのサンキューではないか。TOKYO SPEAKEASYではオチに行く前にフリを作ってくれる方たちに対して「本当、周りに感謝なんですよね」と語っていました。
『「誕生日におめでとう」と言われることが苦手』と僕は言ってきました。だけど、「誕生日に、”おめでとう”と言うのは、この1年無事に生きられてきて、おめでとう、という意味もあるよ」と諭されて、少し誕生日の印象も変わりました。
そうなんですよね。39年、僕はいろんな方の支えがあって生きて来れました。生きれば生きるほど、周りの人たちとへの感謝の気持ちが大きくなります。いつもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。39歳はサンキューという気持ちで!
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